自動画像

「乱獲」のチェルシーと「無獲」のレスター。哀れな両監督の解任。(プレミア第24~29節)

イングランドプレミアリーグ第24~29節。注目の判定・注目の試合をピックアップし、簡単に講評する。

Referee topics

選手のプレースタイル理解は

審判にとっても非常に重要。

第24節 ニューカッスルvsリヴァプール

(Referee: アンソニー・テイラー Assistant: ギャリー・ベスウィック VAR: クリス・カヴァナー)

前半22分、ニック・ポープが一発退場に。アリソンのパントキックの目測を誤りヘディングが空振りに終わると、思わずエリア外で手を使ってボールを処理してしまった。ディフェンスのカバーが一人いたこと、ボールがやや外に流れていたことをふまえても、サラーが持ち直して中央に切り込み、GK不在のゴールに蹴りこむには十分な状況。DOGSO(決定機阻止)として一発退場の判定はポープ本人も納得のジャッジだろう。

この場面では、アリソンがボールを保持した段階でテイラー主審は早めに縦方向にスプリントをかけていた。ハンド判定にあたっては事象を近い位置で見ていたベスウィック副審もフラッグアップでサポート。アリソンのパントキックからのロングカウンターはリヴァプールのお家芸であり、審判団としても織り込み済だったか。

第25節 レスターvsアーセナル

(Referee: クレイグ・ポーソン VAR: マイケル・サリスバリー)

前半26分、コーナーキックのこぼれ球をトロサールがボレーで決めるもVARが介入。ポーソン主審がOFR(オン・フィールド・レビュー)を行い、競り合いのシーンでレスターGKウォードの腕をベン・ホワイトが掴んでいたことを確認し、ゴールを取り消した。

リプレイ映像でははっきりと該当の事象が確認できるが、ゴール前の混戦の中であれを肉眼で見極めるのはなかなか難しい。ポーソン主審としてはおそらく「接触の詳細は見えなかった」という状況だったと考えられ、VARとしては「重大な事象の見逃し」として介入に至ったと考えられる。

第25節 トッテナムvsチェルシー

(Referee: スチュアート・アットウェル VAR: ポール・ティアニー)

前半アディショナルタイム、リシャーリソンに対するツィエクのファウルをきっかけに両チームが入り乱れてもみ合いに。その中でエメルソンの顔を小突いたツィエクにいったんレッドカードが提示されたが、ここでVARが介入。アットウェル主審がOFR(オン・フィールド・レビュー)を行い、カードがイエローに変更となった。

アットウェル主審としては小競り合いの仲裁に入る中で間接視野で見ていたように思われるので、接触の程度ははっきりしなかったのかもしれない。映像で見ると、ツィエクの手はがっつり入ったわけではなく、一発レッドはやや厳しいようにも感じたので、最終ジャッジとしての警告は妥当に思える。

なお、VARの介入要件である「明白な間違い」に当たるかどうかは微妙なところだ。ただ、今季のプレミアはこのような「微妙な事象」もOFRをレコメンドすることが多く、リーグのVAR運用方針には合致している。また、個人の考えではあるが、試合の流れを大きく左右するジャッジだっただけに、映像で確認してジャッジを下したことに個人的に賛成だ。

第27節 レスター vs チェルシー

(Referee: アンドレ・マリナー VAR: グレアム・スコット)

ファエスが2枚の警告で退場に。19分にロフタス・チークにかわされたところで肩口に手をかけて前進を阻止して1枚目の警告をゲットしたまではまだよいが、87分の2枚目の警告はまったくもって不必要なスライディングタックルでカードを頂戴する形であり、不用意極まりない。点差が広がりフラストレーションは溜まっていただろうが、余計なプレーであり非常にもったいない。

ちなみにマリナー主審はこの試合が今季のプレミア9試合目の主審担当。かなり割当試合数が減ってきており、52歳という年齢も考慮すると今季が主審としてのラストシーズンになるかもしれない。

第27節 マンチェスター・U vs サウサンプトン

(Referee: アンソニー・テイラー VAR: アンドレ・マリナー)

32分、カゼミーロがアルカラスに対してハードなスライディングタックル。当初はイエローカードが提示されたが、VARレコメンドによるOFR(オン・フィールド・レビュー)の末にレッドカードに判定が変更された。

リプレイ映像で見ると、ボールの鼻先をかすめたカゼミーロの右足の裏がアルカラスの脛あたりにヒットしている。助走をつけたうえでのスライディングタックルであり接触強度は高く、骨折などの危険性もあり、安全への配慮を欠いたプレーとして退場処分は妥当な判断だろう。

カゼミーロはハードなタックルが持ち味であり、アンカーというポジション特性もあって際どい局面でのスライディングなどの機会は多い。とはいえ足裏を見せた危険なタックルは悪癖の1つであり、レアル時代も含めて幾度も見られてきたプレーの1つだ。いまさらプレースタイルを変えるのは難しいだろうが、大怪我につながりかねない危険なプレーなので、これを機にぜひとも足裏を見せないよう配慮に努めてほしいところだ。

各試合の講評

選手の質不足をカバーしきれず。

コンテ&ロジャース解任はやむなし。

第28節

サウサンプトン vs トッテナム



本記事は参考情報として提供しており、内容の正確性・最新性について保証するものではありません。

Jリーグマニアを始めよう!
未登録でも記事投稿できます

アカウントがなくても、思いついた内容を すぐに記事として投稿できます。

いま話題になっている記事や、参考になりやすい内容をまとめてチェックしてみる