名古屋グランパス・藤井陽也、気になるコンディションは「正直、未知数」 最短で23日川崎戦に出場可能見込みも慎重判断か

ベルギー2部のコルトレイクから2シーズンぶりに名古屋グランパスに復帰した下部組織出身のDF藤井陽也(24)が19日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで記者会見した。チームは残留争いに巻き込まれ、即戦力の期待は高まるが、気になるコンディションについては「正直、未知数ではある」と打ち明けた。

 コルトレイクにいた今年1月には右脛の手術を受けたことを公表していた藤井。1部残留を懸けた昨季終盤のプレーオフには間に合わせたが完治していなかったといい、「コンディションもそのときは正直全然良くなかった。降格が関わっていたので出るしかないという感じで出た」と明かす。

 昨季終了後は移籍の問題もあり「プレシーズンは多少、プレーしない時期もあった」という。欧州と日本の夏では気候の差も大きく、暑熱への順応にも時間はかかるとみられる。登録次第では最短で川崎戦(23日)から出場できる見込みだが、グランパス復帰初陣は慎重に見定められそうだ。 ◆藤井陽也(ふじい・はるや) 2000年12月26日生まれ。188センチ、83キロ。背番号13。24歳。愛知県春日井市出身。幼稚園のスクールからグランパスの下部組織で育ち、19年にトップチーム昇格。プロ4年目の22年に長谷川健太監督に3バックの一角で抜てきされて飛躍し、J1で31試合、翌23年はJ1全34試合に出場。J1通算は75試合3得点。24年1月1日の国際親善試合・タイ戦(国立)で先発し、A代表デビューした。