エリア内の混戦で細かい接触を見極めるのは至難の業。映像で見れば明らかだが。(プレミア第12節)
イングランドプレミアリーグ第12節。注目の判定・注目の試合をピックアップし、簡単に講評する。
Referee topics
大切なのは主審の当初判定。
OFRなしでのPK判定もある。
レスター vs チェルシー
(Referee: アンディ・マドレー Assistant Referee: ニック・ホプトン, マーク・スコールズ VAR: ポール・ティアニー)
90+3分、スルーパスに抜け出したデコードバー・リードがラヴィアに倒されたところでホイッスル。A1のニック・ホプトン副審はオフサイドの旗を上げたものの、VARが介入。オンサイドであったことが確認され、結局ファウルでPK判定となった。
まず、デコードバー・リードの抜け出しに対し、後方から接触したラヴィアのファウルは明白だ。マドレー主審としてもファウルだと判断したうえで、いったんはオフサイドを採ったものの、オフサイドがないことが確認できたので、当初判断の通りにPKを与えた形だ。
PK判定では多くの場合でOFR(オン・フィールド・レビュー)を伴う判断になるが、今回は当初判定がPKであり、オフサイドか否かというファクトの判断がクリアになった以上、当初判定をそのまま適用する形になる。マドレー主審の当初判断がノーファウルであったり、逆にファウル判定だったが疑義があるときにはOFRになったはずだが、今回のファウル判定は十分にフォローできるので、OFRなしでPKに判定変更となった。
アストンヴィラ vs クリスタル・パレス
(Referee: ティム・ロビンソン VAR: アレックス・チローウィツ)
42分、エリア内の混戦の中で、ボールキープを試みたベイリーがヒューズに左足を踏まれる事象が発生。当初はノーファウルだったが、VARが介入しOFRの末にPK判定となった。
映像で見れば足を踏んでいることは明白で、ファウルであることはほとんど議論の余地がない。ロビンソン主審としては、複数の選手がゴール前で入り乱れており、良質な視野の確保は難しい状況だった。ただ、やや距離が遠かった印象もあるので、クロスが入りそうな時点で争点により近づいてもよかったのかもしれない。
エヴァートン vs ブレントフォード
(Referee: クリス・カヴァナー VAR: マット・ドノヒュー)
41分、ゴール前に勢いよく飛び込んだノアゴーの足裏がピックフォードにヒット。ボールに向かってのチャレンジではあったが、高く上がった足裏がピックフォードの脛のあたりに勢いをもって直撃しており、骨折などの危険があるラフプレーになった。悪意はないはずだが、危険性が高い以上はレッドカードはやむを得ない。
カヴァナー主審としては、ファーサイドへのクロスに対して複数の選手が飛び込む…という場面であり、接触は確認できたはずだが折衝の部位や程度を見極める難度はかなり高かった。
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