自動画像

FAカップで批判を浴びるマイケル・オリヴァー主審。UEFAの信頼は揺るがず。(CLベスト16)

チャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦の1st Leg。注目の判定・注目の試合をピックアップし、簡単に講評する。

Referee topics

クバルシ退場を見極めた

ツヴァイヤー主審の

見事なポジショニング。

ベンフィカ vs バルセロナ

(Referee: Felix Zwayer VAR: Bastian Dankert)

21分、パブリディスがパワフルなドリブルでゴール前に運んだところで、追いすがったクバルシが後方からスライディング。ボールに触れることができていないのでファウルで、ファウルであれば状況としてはDOGSO(決定機阻止)間違いなし。ペナルティエリア外でのファウルなので三重罰軽減もなく、レッドカード妥当だ。

フェリックス・ツヴァイヤー主審(ドイツ)としては、スプリントで距離を詰めつつ、やや副審サイドに膨らんで角度を確保。最短距離で追うと、選手の体が邪魔になってボールに触ったか否かが隠れるリスクがあるが、やや右寄りから追うことで視野を確保した。

なお、パブリディスがボールを収める際にプッシングがあったのではないか…という点をバルセロナ側は主張していたが、そこまで露骨なプッシングではなくノーファウルで問題ないだろう。

近年のドイツは第一人者だったフェリックス・ブリッヒ主審が引退し、ダニエレ・ズィーベルト主審が後継者レース筆頭だったが、今季はツヴァイヤー主審がCLの重要な試合を任されることが多く、UEFAの評価は逆転したかもしれない。

バイエルン vs レヴァークーゼン

(Referee: Michael Oliver VAR: Jarred Gillett)

72分、コーナーキックの場面でケインをタプソバが抱え込み、当初はノーファウル判定だったがOFRの末にPKとなった。VARがあるいまどき珍しい露骨なホールディングであり、ファウルであることは明白だ。

マイケル・オリヴァー主審(イングランド)としては、ポジショニング的にも見えたはずの事象であり、VARなしで判定を下したいところだった。ニアサイドの密集に目がいってしまいファーサイドに焦点を合わせきれなかったか。そもそもキック前からホールディング気味ではあったので、その時点で自制を促す働きかけがあってもよかったかもしれない。

なお、62分にはムキエレが2枚目の警告を受けて退場処分となったが、39分の1枚目の警告を含めて妥当な判定だろう。1枚目はケインに対して詰め寄ったことによる反スポーツ的行為、2枚目は後方から遅れて足裏が接触しておりラフプレー。いずれもイエローカードに値する行為であり、2枚目のほうは一発レッドでもおかしくなかった。

FAカップでマテタへの「跳び蹴り」を不問とした(結局VAR介入でレッドカード)判断が猛批判を浴びているオリヴァー主審だが、UEFAの信頼は揺るがず、白熱のドイツ勢対決を担当。タプソバのホールディング見逃しは「らしくない」ミスだったが、それ以外は選手の諭し方など含め、いつも通り毅然としたオリヴァー主審だった。

フェイエノールト vs インテル

(Referee: Espen Eskås VAR: Christian Dingert)

61分、エリア内にテュラムがドリブルで侵入し、ミッチェルが後方から接触。エスペン・エスコス主審(ノルウェー)は当初ノーファウルと判定したが、VARレコメンドによるOFR(オン・フィールド・レビュー)によりファウルでPKに。

ボールをめざしたチャレンジではあったが、テュラムがボールと相手との間にうまく足を置いてブロック。イニシエートと捉えるほど不自然ではないので、ミッチェルがボールに届かなかった以上はファウルだろう。

36歳とまだ若く、かつノルウェーが代表・クラブともにメジャー大会から遠ざかっていることをふまえると、成長すれば大一番を任される可能性は高い(自国代表・クラブが絡む試合は担当できないため)。今回は際どい見極めに失敗したが、今後の成長に期待だ。



本記事は参考情報として提供しており、内容の正確性・最新性について保証するものではありません。

Jリーグマニアを始めよう!
未登録でも記事投稿できます

アカウントがなくても、思いついた内容を すぐに記事として投稿できます。

いま話題になっている記事や、参考になりやすい内容をまとめてチェックしてみる