自動画像

横浜FCのゴール取り消しは妥当。オフサイドとハンド。際どい3つの事象が連続発生。(J1第8節)

J1リーグ第8節。注目の判定・注目の試合をピックアップし、簡単に講評する。

審判Topics

ユーリ・ララはオンサイド。

ユーリ・ララはハンドなし。

駒沢がオフサイド。

横浜FC vs 神戸

(主審: 福島孝一郎 副審: 平間亮、大矢充 VAR: 上田益也、大川直也)

44分、フリーキックから宮代がゴールネットを揺らすも、蹴った時点で宮代はオフサイドポジション。ニアで山川が触れていればオンサイドだったが、空振りなのでオフサイド判定のタイミングはキック時点となる。

宮代の位置としては体半分オフサイドくらいに見える。A2の大矢副審としては「ミス」と断じるのは厳しいものの、見極め不可能なレベルではなかったか。

終了間際の90+4分、フリーキックからユーリ・ララがファーサイドで合わせ、最後はヴィッセルDFがオウンゴール。しかし、VARが介入し、福島主審がOFR(オン・フィールド・レビュー)を行った結果、オフサイドでゴール取り消しとなった。

このシーンのチェックポイントはいくつかある。ゴールからOFRレコメンドまでは約5分とかなり時間がかかったが、大きく分けて3つのポイントがあり、いずれもかなり際どいのでやむを得ない部分はある。

①ユーリ・ララのオフサイドの可能性

福森のキック時点でユーリ・ララはオフサイドラインぎりぎりだった。リプレイ映像でも際どいが、もしここがオフサイドであればOR(オンリー・レビュー)でゴール取り消しになるので、おそらく3Dラインでチェックしてオンサイドだったのだろう。

②ユーリ・ララのハンドの可能性

ユーリ・ララはヘディングに失敗(空振り)し、そのままボールが左手に当たっているように見える。ダイビングヘッドを試みるうえで自然な位置であり、かつ意図的ではなく、しかも僅かな接触。そうなると、「明確にハンド」とは言えない。福島主審は当初ゴールを認めているので判断は「ノーハンド」であり、それを覆すほどの明確さではないので、VARとしては当初判定をフォロー。

③駒沢のオフサイドの可能性

ユーリ・ララが倒れながらも右足で中央にボールを送り込んだ時点で、駒沢はオフサイドポジションだった(ちなみにこの時点でのオフサイドラインはボール)。

最後は駒沢ではなく大迫が出した足にボールが触れてゴールインとなっているが、駒沢がいたことで大迫が苦しいプレーになったのは確か。そうなると「相手競技者に影響を与えた」と捉えるのが妥当だろう。最終的にはここをOFRでチェックし、主観的な判断で影響の有無を判断し、ゴール取り消しとなった。

最終的には③でゴールを取り消したが、駒沢がボールに触れていないので、ここも正直見解が分かれそうな判断ではある。ただ、際どい事象の連続であったこと、終了間際で結果を大きく左右する判定だったことをふまえると、映像を主審が確認してジャッジを下したほうが納得感は高いはずで、判定プロセスとしては最善策だったと思う。

際どい事象が連続して起こっているので、主審・副審が当初ゴールを認めたこと、VARチェックに時間がかかったことともにやむを得ないかなという印象だ。A2の大矢副審にとっては、宮代のオフサイド含め難しいジャッジとなり、受難の試合だった。

最後に、ビハインドの終了間際という状況もあるだろうが、際どい判定に対して不満を示すこともなく、プレーを再開した横浜FC側の選手・監督の姿勢はプロフェッショナルとして模範的なものだった。敬意を表したい。



本記事は参考情報として提供しており、内容の正確性・最新性について保証するものではありません。

Jリーグマニアを始めよう!
未登録でも記事投稿できます

アカウントがなくても、思いついた内容を すぐに記事として投稿できます。

いま話題になっている記事や、参考になりやすい内容をまとめてチェックしてみる