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27歳の椎野大地主審がJ1デビュー。J3デビューから僅か1年のスピード出世。(J1第27節)

J1リーグ第27節。注目の判定・注目の試合をピックアップし、簡単に講評する。

審判Topics

清水勇人主審の「見逃し」は

ポジショニングの甘さが原因?

名古屋 vs 川崎F

(主審: 椎野大地 副審: 西橋勲、田中利幸 第4審: 今村義朗 VAR: 荒木友輔、窪田陽輔)

51分、浮き球のパスに対し、グランパスのユンカーが出した足裏がフロンターレの神橋良汰の顔に直撃。椎野大地主審は迷わずレッドカードを提示し、ユンカーは一発退場となった。

ユンカーとしては、動きと逆向きにボールが来た中で、おそらく神橋を明確に認識しないまま、ボールに向けて出した足だろうとは思う。しかし、結果的に神橋の顔に足裏が入るという非常に危険な接触になっており、裂傷や骨折などの危険性があることをふまえると、レッドカード以外の選択肢は考えられない。

この試合がJ1デビューとなった椎野主審だったが、的確な距離と角度を確保し、冷静に見極め。強い笛からカード提示までの流れもスムーズで、スマートな対応であった。

椎野主審は1998年生まれの27歳。1級審判員の登録は2022年、J3での主審デビューは2024年という中で、Jリーグデビューから1年あまりでのJ1担当は異例のスピード出世だ。JFA審判委員会の期待の表れと言えよう。

J1デビューにあたっては、経験豊富な西橋、田中両副審に加え、第4審をベテランの今村氏、VARを国際主審でもある荒木氏、ベテランの窪田氏が務める万全の体制でバックアップした。

G大阪 vs 横浜FC

(主審: 清水勇人 VAR: 田中玲匡)

52分、ガンバのデニス・ヒュメットが裏へのボールに対して抜け出したシーンで、横浜FCのンドカ・ボニフェイスが追走。当初はノーファウルだったが、VARレコメンドによるOFR(オン・フィールド・レビュ-)となり、ハンドでPKとなった。

リプレイ映像で見ると、跳ねたボールに対してンドカが左腕を突き出しており、僅かだがその腕にボールが当たっている。ボールタッチ自体は僅かだが、あれだけ意図的に腕を出してしまうと、ハンドになるのは致し方ない。ぎりぎりの対応ではあったが、VARありの試合であのプレー選択はあまりにも軽率であった。

見極めは簡単ではなかったが、ファウルやハンドの発生可能性が高いシーンなので、スプリントをかけて、争点により近づいておくべきだったように感じる。近づいていたとしても微かなボールタッチを確認できたかは微妙だが、主審として努力の余地はあったかもしれない。

ちなみに、清水主審は、2週間前の第25節でも2度のVAR介入&2枚のレッドの大立ち回り、シーズン序盤にはスキッベ監督にジャッジを強く批判されるなど、議論を呼ぶジャッジが多い。個人的にはポジショニングの甘さが事象の見極めの精度を下げる原因に思えるが、重要な試合の割当は変わらず受けており、審判委員会の信頼は変わらずか。



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