手の離れ具合がわずかでも、ボールに向かって手が動いていれば意図的では?(J1第28節)
J1リーグ第28節。注目の判定・注目の試合をピックアップし、簡単に講評する。
審判Topics
綱島のノーカードは疑問。
レッドの可能性もあった。
東京V vs 鹿島
(主審: 笠原寛貴 VAR: 荒木友輔)
86分、藤井のシュートを阻止した綱島のハンドでPK。当初判定ではハンドは確認できなかったが、VARレコメンドによるOFR(オン・フィールド・レビュー)の末にPK判定となった。
ボールが当たった箇所は肩から上腕にかけての部分に見える。ボールの方向に向けて腕が動いていることをふまえても、ハンド判定は妥当だろう。
懲戒罰については、2024-25競技規則から、ペナルティエリア内での偶発的なハンドでPKが与えられた場合には懲戒罰が一段階下がることになった。今回はノーカードだったので、「シュートはゴールをそれていたため、DOGSO(決定機阻止)ではなくSPA(チャンス阻止)」「意図的なハンドではないので、SPAによる警告のところ一段階下がってノーカード」となったと考えられる。
ただ、個人的には、今回のハンドは意図的だと考えるので、一段階軽減せずにイエローカードを提示すべきだったと考える。また、ボールは若干それているようには見えるものの、ゴール方向に飛んでいるボールに手を出している形なので、DOGSO扱いで一発退場という判断もありえるだろう。
G大阪 vs 福岡
(主審: 福島孝一郎 VAR: 谷本涼)
20分、紺野がエリア内にドリブルで侵入したところ、鈴木徳真が手をかけてしまいPK。そこまで強い力はかかっていないように見えるが、手がかかっている以上は「程度」は考慮されないので、ファウル判定は妥当だろう。
ガンバ側としては、紺野のドリブルよりも前に、ファン・アラーノがボールを失ったところでのファウルを主張する気持ちも理解できる。ファン・アラーノと前の接触はあり、前はボールに触れていないが、接触の過失は五分五分(ファン・アラーノ側が「衝突」したようにも見える)ので、福島主審の判断は誤審とは言えない。
このシーンは、PKが起こるまでのAPP(アタッキング・ポゼッション・フェーズ)範囲内なので、VARチェック対象にもなるが、ノーファウル判定が「明白な間違い」とまでは言えず、VARとしては介入しにくいだろう。
横浜FM vs C大阪
(主審: 山本雄大 VAR: 飯田惇平)
47分、ヤン・マテウスのクロスに飛び込んだアンデルソン・ロペスが倒されてPK。アンデルソン・ロペスに前に入られた奥田がユニフォームを引っ張っており、それにより体勢が大きく崩れている。ファウル判定に異論の余地はほとんどない。
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