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CL決勝を裁いたヴィンチッチ。復活のツヴァイヤー。40代の集大成。(EURO2024)

EURO2024も大詰めへ。準決勝の審判割当を見ていこう。

Referee topics

バイタルエリアの位置取りと

セットプレーの見極めが鍵。

スペインvsフランス・・・スラヴコ・ヴィンチッチ

準決勝第1試合を担当するのは、審判大国スロヴェニアの現エースであるスラヴコ・ヴィンチッチ(Slavko Vinčić)主審が率いる審判団。2024チャンピオンズリーグ決勝の笛を吹いており、UEFAからの信頼は最も厚いグループに入る。

今大会ではグループステージで、ハンガリーvsスイスを担当。12分のゴールはオフサイドと判定したものの、VARチェックでオンサイド。簡単ではなかったがミリ単位のレベルではなく、トップレベルの副審としては見極めたいところ。A2のコヴァチッチ(Andraž Kovačič)副審としては悔やまれる判定となった。

その後、スペインvsイタリアのビッグマッチはスペインのワンサイドゲームになったこともあり難なく裁き、3試合目として準決勝を任された。決勝トーナメントでの割当はこれが初めてとなる。

前回のEURO2020では「全体として悪くはないが、要所での見極め失敗が目立つ」という印象だったが、ここ数年でパフォーマンスは上がっており、走力の若干の衰えはコミュニケーションや展開を予測してのポジショニングでカバーしている。ただ、先回り型ゆえにバイタルエリアでパスコースを遮る場面も散見されるので、ショートパス主体のスペイン代表の「邪魔」にならないように注意が必要だ。

オランダvsイングランド・・・フェリックス・ツヴァイヤー

担当は、フェリックス・ツヴァイヤー(Felix Zwayer)主審が率いるドイツ審判団。グループステージで2試合を担当したのち、決勝トーナメント1回戦のルーマニアvsオランダを担当し、これが大会4試合目だ。

43歳にして主要な国際大会への派遣は初めてだが、これまでは落ち着いたレフェリングを見せており、VAR介入もナシ。ドイツ審判界では3歳下のダニエレ・ズィーベルト(Daniel Siebert)主審が第一人者と目されてきたが、今大会は序列が逆転したようで、ツヴァイヤー主審が「決勝トーナメント進出」となっている。(ちなみにズィーベルトはこの試合の4審を務める)

レフェリングスタイルはコンタクトには比較的寛容で、アドバンテージも積極的に採っていく。走力自体はそこまで高くないが、オランダ・イングランド両チームのプレースタイル的にカウンターが頻発するとは考えにくく、大きな問題が起こるとは考えにくい。両チームともにセットプレーに強みがあるので、相手ゴールに近い位置でのファウル判定、そしてセットプレー時の競り合いの見極めが最大のポイントになりそうだ。

準決勝→決勝の連チャンはあまり前例がないので、この試合がおそらく今大会の最終割当になりそう。年齢的に次回大会までトップレベルを保てるかどうかは微妙であり、キャリアの集大成として臨む一戦となる。



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