相手のほうがボールに近い状況でのタックルは大きなリスクを伴う。(J1第4節)
J1リーグ第4節。注目の判定・注目の試合をピックアップし、簡単に講評する。(※スキッベ監督の審判批判騒動については別記事)
審判Topics
鈴木優磨
してやったりのPK獲得。
鹿島 vs FC東京
(主審: 荒木友輔 副審: 平間亮、安藤康平 VAR: 木村博之)
67分、アントラーズの植田のヘディングが決まるも、VARのOR(オンリー・レビュー)によりオフサイドで取り消し。映像でも際どいところだが、植田自身の肩のあたりが僅かに出ていたか。
非常に際どいうえに、植田以外にも複数の選手がラインぎりぎりに存在しており、かつ小池が中を伺いながらのクロスだったのでパスのタイミングも取りづらい。A1の平間副審にとっては非常に高難度のラインジャッジであった。
72分、アントラーズがこぼれ球を拾って二次攻撃、クロスに対して鈴木優磨と森重が交錯しPK判定。鈴木優磨がボールと森重の間にあえて足を置いてファウルを誘った形ではあるが、鈴木の足・体の置き方はブロックとして不自然ではなく、かつボールへの位置も鈴木のほうが優位。森重としてはリスクを抱えた状態でのタックルであり、ファウル判定は妥当なところだろう。
荒木主審はアントラーズの二次攻撃が続く中で、左右に振られてポジショニングがブレやすい場面だったが、絶好の角度&距離で冷静に見極め、毅然として判定を下した。集団で詰め寄ったFC東京サイドについても、全員と向き合うのではなく代表者のみと対話…という形で冷静な対応だった。
岡山 vs 清水
(主審: 福島孝一郎 VAR: 榎本一慶)
62分、ゴール前で混戦が続く中で、エスパルスの住吉が反応したこぼれ球に対し、ファジアーノの田上のスライディングがファウル判定となりPKに。ボールを掻き出そうとした田上だったが、住吉が(わずかではあるが)先にボールに触られてしまい、ボールめがけたタックルが住吉に入ってしまった。
VARも繰り返し映像を確認したとは思うが、田上が先にボールに触れたという確固たる証拠は見つからなかったのだろう。結局介入はせずにジャッジ確定となった。
福島主審としてはゴール前での攻防を近づいて見に行ったので、ポジション修正はやや間に合わず、中央寄りからの見極めに。実際にはボールに触れたか否か際どいところで、細かい見極めとしては難しい場面だった。
ただ、結局は田上が住吉の足を刈り取るような形になったこともあり、全体の流れとしてはファウルという印象は強い。PKの笛を吹く審判員は多いはずであり、今回の場合はそれを覆す映像証拠もなかった。
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