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ジャクソンの肘は偶発的ではなく意図的。首という接触部位も危険でレッド妥当。(プレミア第36節)

イングランドプレミアリーグ第36節。注目の判定・注目の試合をピックアップし、簡単に講評する。

Referee topics

目の前の選手と奥の選手。

同時に見るのはかなり困難。

ニューカッスル vs チェルシー

(Referee: ジョン・ブルックス VAR: ダレン・イングランド)

2分、抜け出したゴードンがカイセドと接触して倒れるもノーファウル。そのまま流れてトナーリのゴールが決まったので不問となったが、ゴールがなければVARチェックになったであろうシーンだ。

追走するカイセドの手がかかり、最終的には足も絡んでいるが転倒に繋がった接触はショルダーチャージにも見える。映像で見るとファウルに思えてくるが、一連の流れで捉えるとノーファウル判定でも悪くはないか。

33分、ジャクソンがボトマンに肘を入れてファウル。当初はイエローカードだったが、VAR介入によりOFR(オン・フィールド・レビュー)となり、レッドカードで一発退場となった。

ハイボールをめぐるポジション争いではあったが、ボトマンをしっかり認識したうえで腕を出している。勢いはかなりついており、かつ接触部位が首なので大怪我の危険もあるラフプレーだ。死角にいた相手にたまたま当たったなら酌量の余地もあったが、明らかに意図をもって出している点もふまえると、レッドカードとするのが妥当だろう。

ブルックス主審としては、腕が入ったことは認識できただろうが、強度やどのくらい入ったかは確認できる角度ではなかった。また、腕を広げたわけではなく、肘を「入れた」という点も初見だと認識しきれなかったかもしれない。VARは正しく介入し、最終的に妥当性のある判定を導き出した。

トッテナムvsクリスタル・パレス

(Referee: クリス・カヴァナー Assistants: イアン・フシン, リチャード・ウェスト VAR: グレアム・スコット)

8分、パレスが鮮やかな崩しでゴールネットを揺らすも、攻撃の起点となったマテタが僅かにオフサイドポジションでゴール取り消し。APP(アタッキング・ポゼッション・フェーズ)のスタートくらいまで遡る形だったので、わかりにくい&VARチェックにも時間がかかった。

A1のイアン・フシン副審としては、このシーンに限らずパレスの縦に速い攻撃に対し際どいオフサイドジャッジを求められるシーンが多発した。8分のシーンに関しては僅かであり責められない。

一方、45分のゴールシーンは、結果的にオフサイドなしで正しい判定だったようだが、副審のポジション自体は数歩ズレていたように見えた。すぐ目の前にいるムニョスと奥(センターサークル付近)にいるペドロ・ポロの位置を比べる必要があるので、人間の視覚能力として難度が高い見極めではあった。

ウォルヴァーハンプトン vs ブライトン

(Referee: マイケル・オリヴァー Assistants: スチュアート・バート, ジェームス・メインウォーニング VAR: ジェームス・ベル)

23分、ウェルベックがボレーで流し込むも、シュートコースにいたミンテがオフサイドポジション。GKの目の前でボールに対してアクションしており、相手競技者に影響を与えていると判断するのが妥当だろう。

ミンテのポジションについてはA1のバート副審、相手競技者への影響についてはオリヴァー主審。審判団の協力により的確な判定を導き出した。認識の擦り合わせが必要なので、オフサイド判定がやや遅れたタイミングになったのはやむを得ない。

27分、クーニャからゴール前でボールを奪ったマッツ・ウィーファーが倒されてPK。前進したところで後ろからスライディングが来て、確実に接触はある。そうなるとファウルでPKは妥当だ。状況はDOGSO(決定機阻止)だが、ボールへのチャレンジなので懲戒罰は一段階下がってイエローカード。オリヴァー主審のスムーズなジャッジだった。



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