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離脱者続出のリヴァプールは遠藤航がキーマン。健闘チェルシーは引け腰で勝利逸。(プレミア第25節)

イングランドプレミアリーグ第25節。注目の判定・注目の試合をピックアップし、簡単に講評する。

Referee topics

若手抜擢が続くプレミアリーグ。

若返りが加速か?

シェフィールド・ユナイテッド vs ブライトン

(Referee: スチュアート・アットウェル VAR: マイケル・オリヴァー)

マンチェスター・C vs チェルシー

(Referee: アンディ・マドレー VAR: ピーター・バンクス)

50分、デブライネのスルーパスに反応したウォーカーとスターリングがペナルティエリア内で接触。マドレー主審はウォーカーのファウルを採り、VARチェックが入ったものの介入はなく、そのまま試合再開となった。

私の初見の印象としては「ウォーカーにスターリングが後ろから絡んだ」ように見え、スターリングのファウルでPKであるように思えた。ただ、リプレイ映像で見ると、前に入ったウォーカーがスターリングの前に足を「晒して」おり、その足にスターリングが「衝突」したようにも見える。

ディフェンスをブロックする意味で相手のほうに足を出す行為は不当ではないが、ウォーカーの場合はかなり露骨にスターリングの進路に足を置いており、いわゆる「イニシエート」という見方もできるし、スターリングに対するトリッピングという見方もできる。一方で、ウォーカーのほうがボールに対して優位な位置にいたことを考慮し、スターリング側のファウルを採る判定も十分にありうる。

すなわち「ウォーカーのファウル」「ノーファウル」「スターリングのファウル」のいずれも一定の妥当性がある判断であり、そのような「グレー」なジャッジに関してはVARは介入しない…というのが原則だ。少なくともVARが介入しなかった判断は妥当だし、マドレー主審のジャッジも受け入れられる範疇ではある。

後半終了間際には、ゴール前の混戦でコルウィルがルベン・ディアスのユニフォームを掴み、その腕にボールが当たったシーンがVARチェックの対象に。ただ、映像とほぼ同じ角度でマドレー主審が事象を見ており、「引っ張ってはいるがファウルではない」「手に当たってはいるがハンドではない」という判断であればVARとしては介入は難しい。

リプレイ映像を見た私の見解としては、ユニフォームはかなり伸びているものの、お互いに掴みあう中での転倒に見えるので、ホールディングに関してはノーファウルでよいように思う。ハンドに関しては、もともとボールが当たったのは避けがたいが、ボールが来た後に左腕でボールを押し出しているように見えるのは気になるところ。

個人的な結論はハンドでPKをとるべきだったと考える。また、終了間際のPKに関する判定であり、両チームの勝ち点に大きく影響する重大事象だっただけに、主審自身が映像を確認して判断を下した方が両チームの納得感は高かったように思うので、少なくともOFRはするべきだったのではないかと考える。

なお、マドレー主審は2/10のチャンピオンシップのリーズvsロザラムで、ハンドを採らずにゴールを認める「誤審」を犯しているが、PGMOLの信頼は揺るがず、ビッグマッチを担当。今節でも際どい判定で議論の対象となっている。

フラム vs アストンヴィラ

(Referee:

ルイス・スミス

VAR: ジョン・ブルックス)

「Select Group 2」に所属するルイス・スミスがプレミアリーグで初主審を務めた。30歳でのデビューは、25歳でデビューを果たしたマイケル・オリヴァーには及ばないものの、「若くして抜擢」と評してよいだろう。

同じく30歳で今季プレミアリーグデビューを果たしたサム・バーロット主審を含め、今季のプレミアは若い主審の抜擢が相次いでいる。マイク・ディーンやジョナサン・モス、マーティン・アトキンソンなどのベテランの引退が続く中、若い審判に経験を積ませ、オリヴァー&テイラーに次ぐ国際的な審判員を育成したいというPGMOLの方針が色濃く表れていると言えよう。

バーンリー vs アーセナル

(Referee: ジャレット・ジレット VAR: ポール・ティアニー)

39分、トロサールがアシニョンにエリア内で倒されてPK。スライドしながらスライディングを試みたものの、後れを取ってしまいボールに触れず。トロサールとの接触はそこまで強くないようには見えるが、接触があったことは映像で確認できるので、ファウルでPKという判断はやむを得ないだろう。

状況としては、ゴール前でシュートに持ち込める場面であり、守備者のカバーもいないのでDOGSO(決定機阻止)と捉えるべきだろう。ボールに対するプレーとみなせるので懲戒罰は一段階下がってイエローカード。ジレット主審としては若干串刺し気味ではあったが、PK判定からカード提示までスムーズに毅然と対応した。

ニューカッスル vs ボーンマス

(Referee: マイケル・サリスバリー VAR: ロバート・ジョーンズ)

53分、ニューカッスルのフリーキックの場面で、走り込んだギマラインスが転倒。当初はノーファウルだったが、リプレイ映像で見るとスミスがユニフォームを明らかに引っ張っており、VARレコメンドによるOFR(オン・フィールド・レビュー)の結果、PK判定となった。ファウルであることは火を見るよりも明らかで、VARが導入されている試合でのプレーとしては愚かとしか言いようがない。

サリスバリー主審としては、選手が折り重なる中で見にくい部分はあったかもしれない。しかし、ユニフォームを引っ張る反則はあの場面で最も監視すべき事象であり、距離・角度的にもVARなしで見極めたい場面であった。若手審判の突き上げがある中で、ゴール前の判定で精度を欠くことが続くと序列低下も十分にありうる。40代に差し掛かる中堅として正念場か。

各試合の講評

好調ジョタが離脱もサラーが復帰。

キーマンは遠藤航か?



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