橋本拳人はイエロー妥当、長友のファウルは志知の責任?道山副審のナイスジャッジ。(J1第6節)
J1リーグ第6節。注目の判定・注目の試合をピックアップし、簡単に講評する。
審判Topics
批判を浴びる清水勇人主審。
細かい見極めに課題が。
福岡 vs FC東京
(主審: 清水勇人 副審: 道山悟至、大川直也 VAR: 先立圭吾)
32分、アビスパのシャハブ・ザヘディが裏に抜けてゴールネットを揺らすもオフサイド。非常に際どい判定だったが、A1の副審が的確なポジションで見極めた。ナイスジャッジ。
47分、前半に1枚警告を貰っていた橋本が紺野のドリブルを阻止。アビスパのチャンスに繋がりうるシーンであり、それを手をかけて止めにいったプレーはSPA(チャンス阻止)と捉えるのが妥当であり、2枚目の警告を提示すべきだったと思う。また偶発的ではあるが紺野の足を踏みつける形にもなっているので、ラフプレーでの警告もありえた。競技規則上は「SPAとラフプレーの合わせ技一本」はできないものの、SPAのほうは警告提示に十分な状況だったと思う。
66分、長友がエリア内に侵入し、ボールタッチが流れたところでGK村上と激しく接触。清水主審は長友のファウルを採ったが、追いすがった志知が長友の背中を押しており、その勢いで衝突してしまったように見える。
個人的には志知のファウルを採ってもよかったと感じる。あの状況で後ろから選手を押す行為は、GKとの衝突につながり特にGK側の安全を脅かすことは明らか。志知は自重せねばならないし、長友だけでなく味方の村上をも危険にさらした責任をとるべきだ。最後だけ切り取ると、長友が村上に遅れて突っ込んだ…という見方になってしまうが、一連の流れで捉えれば志知の行いが危険だったと考える。
47分、66分ともに清水主審の判断は「明白な間違い」とは言えないのでVAR介入は難しい。清水主審としては、先日の試合でスキッベ監督から猛批判を食らった中で、今節も際どい判定で批判を浴びる形に。明らかな誤審ではないが、細かい接触の見極めという点で課題を抱える試合が続いている。
広島 vs 柏
(主審: 長峯滉希 VAR: 小屋幸栄)
37分、レイソルの小屋松がドリブルでサイドから侵入し、最後はこぼれ球を久保が押し込むも、VARが介入。久保がオフサイドポジションにいたことが確認され、ゴール取り消しとなった。シューズ一足分くらいの差であり、映像でも際どいレベルなのでA1の副審を責めるのは酷だろう。
なお、DAZNで映像として流れたオフサイドラインチェックの映像では、一瞬「塩谷が最後尾なのでは?」と思ってしまったが、ゴールポストの奥側に中野がいるので塩谷がオフサイドラインで正しい。中野はゴールラインの外にいるが、これは流れの中で外に出てしまっただけであり、この場合はゴールライン上にいるものとみなされる。
51分、垣田がゴールネットを揺らすも、直前のプレーで小泉が左腕でボールを扱っておりハンド。長峯主審はハンド判定は際どいところだったのでいったん流し、シュートがゴールに入った後にロールバックしてハンドを採った。小泉のハンドは主審からだと角度的に見にくかったこともふまえると、いったん流しておき最終的にVARチェックの対象にしておく判断は現実的には妥当だったと感じる。(もし先にハンドを採ってしまえば、得点シーンではないのでVARチェックの対象にはできない)
町田 vs 新潟
(主審: 高崎航地 副審: 梅田智起、岩崎創一 VAR: 岡部拓人)
33分、ゼルビアの相馬のシュートがオ・セフンに当たり、こぼれ球を西村が流し込んでゴールネットを揺らすもA2の岩崎副審の旗が上がってオフサイド。VARチェックには約2分を要したが結局オフサイド判定で確定となった。
A2の岩崎副審のポジショニングはばっちりで、オ・セフンとアルビレックスの森の位置関係をしっかりと把握してジャッジした。相馬はカットインしながらシュートタイミングを窺って…という状況だったので、ボールの出所のタイミングが掴みづらく、一見するよりも難しいオフサイドジャッジ。素晴らしい見極めだった。
清水 vs 京都
(主審: 御厨隆文 VAR: 榎本一慶)
35分、エリア内でボールを受けたサンガの松田天馬とエスパルスの高木践が接触。松田がうまくボールを流して前を向いたところで、入れ替わり際に足が接触する形に。ボールに届いていない以上はファウル妥当で、PK判定は正しい。メインスタンド側にやや膨らんで角度を確保した御厨主審のポジショニングが光った。
80分には、前半と同じような位置で今度はエスパルスにPK。自らのシュートのこぼれ球に対し、先に福岡慎平が拾ってクリアを試みたが、乾が後ろからボールに絡んでファウルを貰った形になった。クリアしようとしたところで背後や横から足をねじ込まれ、ボールがあったはずのところに相手の足が…というよく見るシーンだ。御厨主審としては、今回も前半と同じような位置にしっかりと立ち、冷静に見極めた。
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