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三原純、船橋昭次の両副審が素晴らしいオフサイドジャッジ。荒木主審の位置取りも◎。(J1第23節)

J1リーグ第23節。注目の判定・注目の試合をピックアップし、簡単に講評する。

審判Topics

山田新はアクションしているが

早川への影響はほぼない。

川崎F vs 鹿島

(主審: 荒木友輔 副審: 三原純、渡辺康太 VAR: 川俣秀)

45+4分、コーナーキックの流れからフロンターレの伊藤達哉がゴール。シュートコースのそばにいた山田新はオフサイドポジションに見えるので、山田新のプレー関与や相手競技者へのインパクトが判断ポイントになった。

まずボールに触れたか否かについては、リプレイ映像を見る限りは触れていない。次に相手競技者への影響という点では、確かにボールに向かって足を出しているものの、山田の位置はアントラーズGK早川の背後であり、山田のアクションが早川のプレーの可能性に影響を与えたわけではない。(換言すれば、山田がいてもいなくても早川がセーブできた可能性は変わらない)

荒木主審はサイドステップを踏んで角度を確保し、山田の位置とアクションを見極めることに成功。ゴールインののち、A2の渡辺副審とコミュニケーションをとりながら、アントラーズ側のアピールに対し「オフサイドポジションだがプレーに関与していない」という旨を即座に示した。

52分、裏に抜け出した松村をジェジエウが引き倒してファウル。ボールの位置からすると若干外向きではあったが、ファーストタッチを内側に置ければゴール前に向かうことはできたはず。判断としてはDOGSO(決定機阻止)で問題ないだろう。

結果的にはVARのOR(オンリー・レビュー)によりオフサイドで、レッドカードも取り消しとなったが、オフサイドは非常にタイトであり、A2の渡辺副審を責めるのは酷だろう。

59分のマルシーニョのゴールに関しては、家長への浮き球パス、そして家長のラストパスに対するマルシーニョのポジションを正確に見極めたA1の三原副審が称賛に値。特にラストパスのところはスピードをもって走り込んできているので、オフサイドに「見えがち」だが見事に見極めた。

町田 vs 清水

(主審: 岡部拓人 VAR: 上田益也)

72分、ゼルビアのオ・セフンのヘディングがエスパルス㉕の左腕に当たるもノーファウル。しかしVARが介入し、OFR(オン・フィールド・レビュー)の末にハンドでPKとなった。

ジャンプするうえで自然な腕の広がりではあるものの、結果的にブロックの面積(バリア)が広がっているので、腕にボールが当たってしまうとハンドを採らざるを得ない。

横浜FC vs 横浜FM

(主審: 笠原寛貴 VAR: 中井敏博)

76分、裏に抜け出したマリノスの渡辺浩太が横浜FCのGK市川と接触してPK。渡辺が僅かに先にボールに触れ、飛び出してきた市川が遅れて突っ込む形に。主審は大きなストライドを活かして移動して角度を確保し、冷静に見極めた。

ボールタッチは外向きだったが、GKが飛び出しておりゴールカバーも間に合わず。かわしてシュートを打てば入る可能性は高く、状況判断としてはDOGSOだろう。ボールへのプレーということで、一段階下がってイエローカードという懲戒罰も妥当だ。

C大阪 vs G大阪

(主審: 谷本涼 副審: 道山悟至、船橋昭次 VAR: 中村太)

白熱の大阪ダービーでは、終盤の90+1分にフリーキックからセレッソがゴールネットを揺らすもオフサイド。ファーサイドのラファエル・ハットンがぎりぎりオフサイドだったが、複数の選手が一気に駆け込んでくる上に、非常にタイトな見極め。終盤で審判員にとっても疲労がたまる中、船橋副審のスーパージャッジだった。



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