痛恨のゴードン退場。奮起したニューカッスル陣営。代役以上の働きのショボスライ。(プレミア第2節)
プレミアリーグ第2節。イサクの移籍騒動によりピッチ外での因縁も絡んだ両者の対戦を簡単に講評する。
ニューカッスル vs リヴァプール
<審判Topics>
ハイテンションな試合を
懸命にマネジメント。
Referee :
サイモン・フーパー
Assistant Referee :
エイドリアン・ホルメス
サイモン・ロング
4th Official :
トニー・ハリントン
VAR :
ジョン・ブルックス
スティーヴ・メレディス
ハイプレスを持ち味とする両チームの対戦は、ハードな接触の多発が必至。
開始2分、弾んだボールに頭を出したガクポに対し、ジョエリントンが上げた足が「ニアミス」。明らかな接触があるようには見えなかったので、ファウル&ノーカードで問題ない。フーパー主審としては、振り向きざまで見落としギリギリだったが、なんとか視線を動かして見極めた。
5分、ヴィルツに対しトリッピアーがチャージ。これも足裏が「かすって」おり、危険性はあったがフルヒットではない。ジョエリントン同様、ノーカード&自制を促す声かけという対応で問題ないだろう。
両チームともにハイプレスを信条とするうえに、特にホームのニューカッスルはセント・ジェームズ・パークの後押しも受けてテンション高く試合に入った。自ずとハードな接触も増えてくる中で、カードを含め自制を促すマネジメントが重要になることは明白だった。
イエローカードを抑止力としてうまく使った。
その中で、8分、ブルーノ・ギマラインスに対するスライディングでフラーフェンベルフにイエローカード。早い時間帯だったが、後方からの接触で、ギマラインスの軸足を巻き込んでいるため、絡まれば骨折などの危険もあるタックルだ。警告に値するプレーであり、フーパー主審もベストポジションで見極めた。
それ以降はリヴァプール側のファウルが続発。ニューカッスル側の出足の良さに対し後手を踏んだ面もあり、リヴァプール側の自制を促したい展開となった。とはいえ、ほとんどは微妙なファウルであり、カードを出すほどではない。丁寧にコミュニケーションをとりつつ…というフーパー主審の方針は妥当なものだ。
25分、コナテに警告。ゴードンに入れ替わられたところでユニフォームを引っ張って阻止。SPA(チャンス阻止)での警告は当然だ。リヴァプールの細かいファウルが続発していた場面でもあったので、この警告は多少の抑止力にもなる。フーパー主審にとっては「ありがたい」場面だったといえるかもしれない。
45分、ダン・バーンに警告。サラーへの後ろからのタックルをいったんアドバンテージで流したが、局面が前に進まなかったのでロールバック。SPAはアドバンテージが成立すればノーカードだが、成立しなかったのでイエローカードだ。
足裏が勢いをもってヒット。ゴードン退場はやむなし。
45+1分、ファン・ダイクに対してゴードンがアフターチャージ。フーパー主審はイエローカードを提示したが、VARが介入しOFR(オン・フィールド・レビュー)に。そもそも軸足へのチャージ自体がかなり危険だが、リプレイ映像で見ると、足裏がファン・ダイクに当たっており、それによりソックスがずれ落ち、ファン・ダイクの足にもスパイク痕がくっきり残っている。勢いがついた状態でのチャージという点もふまえると、レッドカード以外の選択肢はない。
フーパー主審としては、勢いをもった状態で遅れて突っ込んだ…というのは認識していたはずだが、接触部位の詳細までは確認できなかったと思われる。ファン・ダイクのフィードは一発でビッグチャンスになる可能性もあり、ボールの行方にも目を移しながらの見極めになる。細かい点の見落としは致し方ない部分もある。
コナテの「プッシング」はファウルに思える。
後半開始直後にエキティケのゴールが生まれ、そのあと逆襲で抜け出したバーンズがコナテに押されて転倒。プッシング気味ではあるが、接触部位はバーンズの側面(肩から脇の辺り)なので、ショルダーチャージとして認める見方もありうる。背中を押していれば確実にファウルだが、酌量の余地はあるかなという印象だ。(個人的にはファウル&プレー方向がやや外向きだったのでDOGSOではなくSPAというジャッジが妥当に思えるが)
65分、セットプレーでガクポとシャアがもつれ合うもノーファウル。マークが遅れたガクポが手をかけており、ファウルの可能性はあったシーンだが、お咎めなし。そこまで露骨なホールディングではなかったという判断をフーパー主審が下していれば、VARに介入の余地はない。
<試合の講評>
奮闘したニューカッスルに
足りなかった「決定力」
右サイドバックとして十分に機能したショボスライ。
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