ヘイニウドの余計な退場、カゼミーロの軽率な警告、サンチェスの必然のレッド。(プレミア第5節)
イングランドプレミアリーグ第5節。注目の判定・注目の試合をピックアップし、簡単に講評する。
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マンチェスター・ユナイテッド vs チェルシー
(Referee: ピーター・バンクス Assistants: エディー・スマート, ブレーク・アントロバス VAR: レイグ・ポーソン)
開始早々の4分、裏に抜け出したエムベウモに対し、飛び出してきたロベルト・サンチェスが接触。バンクス主審はDOGSO(決定機阻止)でレッドカードを提示した。
エムベウモはチェルシーDFを置き去りにして抜け出しており、ゴールは無人。多少ボールが弾んでいるとはいえ、サンチェスをかわせばゴールに流し込むだけ…ということで、間違いなく決定機。ボールに触れずにエムベウモに衝突…となると、レッドカード以外の選択肢はありえない。
なお、足裏を見せながらエムベウモの膝あたりに接触しており、状況がDOGSOでなくてもラフプレーで一発退場の可能性もある危険なプレーだった。判断にやや迷った末に慌てて飛び出したとはいえ、相手の安全を脅かすプレーであり、サンチェスには猛省してほしいところだ。
14分、ブルーノ・フェルナンデスのゴールシーンは非常にタイトなオフサイドジャッジだったが、結局オンサイド。A1のスマート副審の素晴らしい見極めだった。63分、コーナーキックからフォファナがゴールネットを揺らすもオフサイド。こちらは見極め難度としてはそこまで高くないが、ユナイテッドのライン押し上げにしっかり付いていき見極めた。
45+5分、アンドレイ・サントスへのホールディングでカゼミーロが2枚目の警告を受けて退場。そこまで強く引っ張ったわけではないが、ライン間でボールを受け前進を図ったサントスに対し、後方から手をかけた…となると、SPA(チャンス阻止)相当のプレーだ。1枚イエローカードをもらった状態でやるべきプレー選択ではなかった。そもそも17分にエンソ・フェルナンデスに見舞ったアフターチャージも不必要であり、非常にもったいない2枚のイエローカードだった。
フラム vs ブレントフォード
(Referee: マイケル・オリヴァー Assistants: スチュアート・バート, ジェームス・メインウォーニング VAR: ジャレット・ジレット)
59分、フラムのムニョスとブレントフォードのコリンズが競り合うもプレーが続き、ムニョスがゴール。しかしVARが介入し、OFR(オン・フィールド・レビュー)の末にムニョスのファウルでゴール取り消しとなった。
空中戦の中で、ムニスの肘がコリンズの顔に入っている。相手めがけて肘を振ったわけではないが、結果的にコリンズが流血するほどの強さ・勢いで顔に肘が入った以上はファウルを採らざるを得ない。個人的にはラフプレーで警告でもよいかと思ったが、偶発的な部分も考慮してノーカード…という判断であれば許容範囲内だ。
A2のメインウォーニング副審は近い距離にいたが、角度的に肘がどの程度当たっているかは見えにくい。オリヴァー主審はロングボールに対して若干反応が遅れ、距離が遠かった印象だ。
サンダーランド vs アストンヴィラ
(Referee: サム・バーロット 4th: ファライ・ハラム VAR: マット・ドノヒュー)
33分、サンダーランドのヘイニウドに対し、キャッシュがアフターで接触。ヘイニウドがバランスを崩して倒れる中で、足を蹴り上げた行為が「乱暴な行為」というジャッジになり、一発退場となった。
まず、キャッシュのアフターチャージは「余計な」ものであり、ヘイニウドからするとフラストレーションになったのは間違いない。ただ、だからといって相手を蹴り上げる行為が許されるはずもない。異論の余地がないレッドカードだ。
ボールが他の箇所に移動した後の接触だったが、バーロット主審は接触の可能性を感じて目を残している。ただ、角度的にヘイニウドの足がどの程度の動きをしたかは見えにくかったはず。ファライ・ハラム第4審のサポートがあったと考えてほぼ間違いないだろう。
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