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飯田淳平主審が的確なポジションで好ジャッジ。先立圭吾主審も位置取りはよかったが。(J1第35節)

J1リーグ第35節。注目の判定・注目の試合をピックアップし、簡単に講評する。

審判Topics

手前側にボールがある状況での

ラインジャッジは副審泣かせ。

福岡 vs 湘南

(主審: 先立圭吾 副審: 野村修、塚越由貴 VAR: 山本雄大)

81分、A1の野村副審の旗が上がってオフサイド。結果的に正しいオフサイドジャッジだったが、リプレイ映像で見ると野村副審のポジションは完全にずれており、「合っててよかった」という印象だ。手前側にあるボールを視野に入れながら、間接視野でラインキープという副審泣かせのシーンではあったが、アビスパのライン上げに対応しきれなかった。

88分、コーナーキックに対しアビスパの安藤が飛び込むもヘディングシュートは枠外へ。しかし、ここでVARが介入。先立主審がOFR(オン・フィールド・レビュー)を行った結果、ベルマーレGKの真田のパンチングが安藤の頭にヒットしており、ファウルでPKとなった。

リプレイ映像で見れば、安藤がヘディングをした後に遅れて真田の手が出ており、ボールではなく安藤の頭をパンチしてしまったことが確認できる。ファウルであることは明白で、PK判定は妥当だ。

先立主審としては、視界を遮る要素はなく、角度的にもボールと選手(安藤、真田)の位置関係も十分に見える位置。当初判定はゴールキックだったので、ラストタッチが安藤だったという認識もあったはず。そこまで判断できていてファウル判定にたどり着かなかったのはなぜなのだろうか…。

横浜FM vs 広島

(主審: 飯田惇平 副審: 武部陽介、植田文平 VAR: 上田益也)

66分、サンフレッチェの中村草太のゴールはVARのOR(オンリー・レビュー)によりオフサイドで取り消し。A1の武部副審はスプリントをかけてラインに追いついたように見えたが、真横で見極めきれなかったか。リプレイ映像で見ると明らかなオフサイドに見えるが、リアルタイムでの見極めはスピード感があり、印象よりも難しいオフサイドジャッジだ。

83分、エリア内でマリノスの天野が田中聡に倒されてPK。意表を突く切り返しに対し、咄嗟に出した田中聡の足はボールに届かず。接触自体はそこまで強くないが、トリッピングを採られるのはやむを得ないだろう。飯田主審は抜群のポジショニングで毅然とした判断。説得力があった。

新潟 vs 神戸

(主審: 上田益也 VAR: 川俣秀)

49分、ヴィッセルの宮代がアルビレックスの藤原と交錯して転倒。当初はノーファウルだったが、VARレコメンドによるOFRの末、藤原のプッシングを採ってPKとなった。

当初判定は肩同士の接触(ショルダーチャージ)とみたか。しかし、実際には背中から宮代を押す形になっており、正当なチャージではない。宮代の動き出しに遅れてしまい、前に入られてしまった形だ。

状況としてはDOGSO(決定機阻止)だが、広義に捉えればボールへのチャレンジと捉えられるので、懲戒罰は一段階下がってイエローカード。あれがホールディングであれば一発退場の可能性もあったが、体を寄せにいってのファウルであり、現行の競技規則の解釈では「ボールに対するプレー」と捉えてよいだろう。



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