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イアン・フシン副審の素晴らしいオフサイドジャッジが光る。(プレミア第32節)

イングランドプレミアリーグ第32節。注目の判定・注目の試合をピックアップし、簡単に講評する。

Referee topics

マルムシュへのファウルなら

自ずとレッドカード。

ノーファウルが「穏便」か。

マンチェスター・シティ vs クリスタル・パレス

(Referee: ジャレット・ジレット Assistants: ダレン・カン, イアン・フシン VAR: ピーター・バンクス)

8分、サールが右サイドで裏に抜け出し、中央でエゼがフィニッシュ。サールのラインブレイクは際どい見極めとなったが、A2のイアン・フシン副審が見事なジャッジだった。

これを皮切りに、フシン副審の素晴らしい見極めが光る試合となった。28分、ムニョスのアーリークロスを受けたエゼが右足一閃でゴールネットを揺らすもオフサイド。56分、エデルソンのロングフィードに抜け出したマカティーはオンサイド。いずれも際どいラインジャッジとなったが、正しいポジションで正しく見極めた。

13分、マルムシュが抜け出してGKと1対1を迎えたシーンでは、シュート間際にロジャースのホールディングを受けるもノーファウル。そこまで強い力ではなかったかもしれないが、明らかに手をかけており、それによりバランスが崩れている。

ファウルを採ってもよかったようには感じるが、ファウルとなれば状況としてはDOGSO(決定機阻止)でレッドカード。この処分は感覚的にはやや厳しい気もする。ノーファウルにしたほうが「穏便に」済んだと言えるかもしれない。

なお、この試合をもってダレン・カン副審が引退を発表。

1969年生まれの55歳にして、世界最高峰のプレースピードを誇るプレミアリーグの第一線で走り続けたことに敬意を表したい。50代に入っても慧眼は健在で、幾度も際どいラインジャッジを見極めていた。

現在PGMOLトップのハワード・ウェブとともに、FIFAワールドカップ決勝・UEFAチャンピオンズリーグ決勝を担当した名誉ある実績も未来に語り継がれることだろう。(ちなみに、個人的には来日した際のイベントで直接お会いしサインをもらったことがあり、思い出深い審判員の一人だ)

アーセナル vs ブレントフォード

(Referee: サイモン・フーパー Assistants: エイドリアン・ホルメス, サイモン・ロング VAR: ジェームス・ベル)

26分、ヌワネリのクロスにティアニーがヘディングで合わせてゴールネットを揺らすも、VARのOR(オンリー・レビュー)によりオフサイド。

いわゆる「戻りオフサイド」的にはなっているが、ヌワネリのキック時点では体一つ分出ており、A1のホルメス副審の見逃しは「あれれ」という印象だ。中央は選手の入れ替わりや重なりが多い状況だったが、見極め可能なレベルの判定には思えた。

サウサンプトン vs アストンヴィラ

(Referee: トム・ブラモール VAR: ティム・ロビンソン)

68分、ワトキンスの抜け出しにベドナレクがスライディングで対応するもファウル。ワトキンスにボールを隠されてしまい、ボールに届かず。本人すら認めるファウルだ。状況としてはDOGSOだが、ボールへのチャレンジなので一段階下がってイエローカード。

90+2分には、エリア内でマッギンに対してチャレンジしたスティーブンスのファウルで2度目のPK。こぼれ球に対するスライディングだったが、これもボールに届かず。マッギンにそのまま突っ込む形となり、明らかなファウルだ。こちらは決定機ではなくSPA(チャンス阻止)であり、ボールへのチャレンジなので一段階下がってノーカード。

ブラモール主審としては走力を活かして的確なポジションに辿り着き、冷静に見極めた。サウサンプトン側もほとんど抗議しないほど明瞭なファウルだったので、トップレベルの審判としては見極めきりたいレベル。自らの責務を果たした。



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