自動画像

アンバランスなリヴァプールの中盤。遠藤航がもたらす安定と可能性。(プレミア第1節)

イングランドプレミアリーグ第1節。注目の判定・注目の試合をピックアップし、簡単に講評する。

Referee topics

アキル・ホーソン副審デビュー。

黒人としては二人目。

チェルシー vs リヴァプール

(Referee: アンソニー・テイラー VAR: ダレン・イングランド)

53分、コーナーキックの場面でルイス・ディアスのヘディングシュートがジャクソンの右腕に当たるもノーハンド。VARも1分弱のチェックを行ったが、結局介入はせずにノーファウルとなった。

手に当たっているのは間違いないが、腕はほとんど胴体に付いており、「バリア」になっているとは考えにくい。また、ボールの方に腕を動かしたわけではなく、「ボールが来たところに腕があった」という印象だ。ノーハンドという判定で問題ないだろう。

なお、前半には両チームのゴールが1度ずつVARで取り消された。いずれもオンサイド判定がVARによりオフサイドとなった形だが、タイトではあったものの見極め不可能なレベルではなかった印象だ。イングランドの副審の第一人者であるギャリー・ベズウィック、アダム・ナン両副審としては悔しいラインジャッジとなった。

バーンリー vs マンチェスター・C

(Referee: クレイグ・ポーソン A1: サイモン・ベネット VAR: マイケル・オリヴァー)

92分、ウォーカーがスピードに乗って裏に抜け出しかけたところで、ザルリーがスライディングタックル。当初はイエローカードというジャッジだったが、VARが介入し、OFR(オン・フィールド・レビュー)の末にレッドカードで一発退場となった。

リプレイ映像で見ると高く上がった足裏がウォーカーの軸足にヒットしており、大怪我の危険があるラフプレーであることは明白。ポーソン主審やA1のベネット副審としては、接触面を見極めきれず、単なるトリッピングだと見たのかもしれないが、このラフプレーは見極めたかったところだ。

ザルリーとしては悪意はなかっただろうし、SPOTV解説の林陵平氏が「ウォーカーが速すぎた」というのが率直なところだろう。とはいえ、足裏を高く上げてのタックルは安全への配慮に欠けており、今後は厳に慎んでもらいたいところだ。

ちなみに、サイモン・ベネット副審は長らくチームオリヴァーのA2としてワールドカップやEUROなどにも派遣されてきたが、昨年のワールドカップ以降は別セットでの活動となっている。新シーズンになっても元通りにならないということは、恒久的な変更なのかもしれない。邪推に過ぎないが。

ブライトン vs ルートン・タウン

(Referee: デーヴィッド・クーテ VAR: ロバート・ジョーンズ)

69分、エリア内でボールを受けたジョアン・ペドロがルートン④に倒されてPK。ジョアン・ペドロが抜け出しかけたところで、追いすがる際に肩に手がかかっており、印象は非常に良くない。結果的に足も絡んでいるので、ファウルを採られても文句は言えないシーンだ。

ルートン④が後手を踏んだのに対し、クーテ主審は素早くサイドに開いて角度を作り、冷静に見極めた。数シーズン前までは怯えたような自信なさげな表情が目立ったが、落ち着いて堂々たる振る舞いが見られており、40代を目前にしてようやく円熟してきたか。

79分にはクロスがダンクの左肘に当たってハンドでPK。極端に広げたわけではないが、クロスブロックの際の対応としては軽率で、「バリアを広げた(クロスに当たる可能性がある面積を増やした)」としてハンドを採られるのはやむを得ないだろう。

クーテ主審が笛を吹くまでに若干間が空いたことをふまえると、A1のスコールズ副審と交信のうえでの判定と思われる。角度的にはスコールズ副審のほうが見えやすかったはずなので、間違いなくファウルサポートはあっただろう。

なお、85分にはジョアン・ペドロがエリア内でナカンバに倒されるもノーファウルの判定。そのまま試合は続き、アディングラのゴールが決まったのでVARは結局介入しなかったが、ナカンバはボールに触れずにペドロの足を刈り取っており、ファウルを採るのが妥当だったように思う。もしブライトンのゴールが決まっていなければ、VAR介入によるOFRの可能性も十分にあった。

ブレントフォード vs トッテナム

(Referee: ロバート・ジョーンズ VAR: トニー・ハリントン)

23分、エリア内に侵入したイェンセンの鋭い切り返しに対し、ソン・フンミンが対応。当初はノーファウルというジャッジだったが、VARが介入しOFRの末にPK判定となった。

切り返しに対して逆を取られたソン・フンミンが出した足が、イェンセンをトリップしていることは映像を見れば明白で、初見でも比較的わかりやすかった。ジョーンズ主審が見誤ったとすれば、ソン・フンミンがボールに触れたように見えたのかもしれない。実際にはボールに触れていないので、映像を見れば誰もがファウルを採るであろうシーンだ。

エヴァートン vs フラム

(Referee: スチュアート・アットウェル VAR: トム・ブラモール)

30分、こぼれ球に反応したガーナーの足にウィリアンの足裏がヒット。アットウェル主審はイエローカードを提示し、VARも介入はせずに警告でジャッジ確定となった。

リプレイ映像で見ると、ガーナーの足首のあたりに足裏ががっつり入っており、初見よりも映像を見た際の印象はかなり良くない。とはいえ、悪意がなかったこと、ボールに触ろうという意図に対して高さが許容の範囲内(明らかに足を上げすぎ…というわけではない)ということをふまえると、警告で留めた判定は十分に受け入れられる。

シェフィールド・U vs クリスタルパレス

(A2: アキル・ホーソン)

今季からプレミアリーグの副審として活動することになったアキル・ホーソン副審がプレミアデビュー。際どいオフサイドジャッジを見事に見極めるなど、上々のデビュー戦となった印象だ。

黒人がプレミアリーグの審判員を務めるのはホーソン氏で史上二人目。まだ32歳と若いので将来性も十分であり、今後の活躍に期待が高まる。

各試合の講評

トナーリ躍動。期待感MAX。

新生スパーズは課題山積。



本記事は参考情報として提供しており、内容の正確性・最新性について保証するものではありません。

Jリーグマニアを始めよう!
未登録でも記事投稿できます

アカウントがなくても、思いついた内容を すぐに記事として投稿できます。

いま話題になっている記事や、参考になりやすい内容をまとめてチェックしてみる