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よろける過程でたまたま腕に。流れで見ると、杉岡はノーハンド妥当。(J1第3節)

J1リーグ第3節。注目の判定・注目の試合をピックアップし、簡単に講評する。

審判Topics

映像を見るとハンドに見える。

VARの気持ちもわかるが。

町田 vs 東京V

(主審: ネイサン・フェルボーメン 副審: 渡辺康太、赤阪修 第4審: 高崎航地 VAR: 上村篤史、鶴岡将樹)

審判交流プログラムで来日したベルギーリーグのネイサン・フェルボーメン(Nathan Verboomen)主審がJリーグ初割当として「東京クラシック」を担当。細かい一つひとつのジャッジは他記事で改めて講評したい。

柏 vs C大阪

(主審: 上田益也 VAR: 上原直人)

47分、セレッソの阪田のシュートがレイソルの杉岡の腕に当たるもノーハンド判定。VARレコメンドによるOFR(オン・フィールド・レビュー)も行われたが、最終的に上田主審が改めてノーハンド判定を下した。

杉岡としては、味方の足が絡んでバランスを崩したところで、右腕にボールが当たっている。転倒時にバランスを保とうとした腕の動きなので不自然ではなく、かつ阪田のほうとは逆を向いているのでシュートが飛んでくることはほぼわからない状態で「たまたま」当たった形だ。

VARとしては、手が当たったときの静止画を繰り返し見てしまうと、腕が大きく広がった状態でシュートが当たった…という印象が強まり、ハンドを採りたくなる気持ちはわかる。ただ、シュートに対して体を投げ出したならまだしも、シュートブロックすらままならない「よろけ方」の過程で偶発的に当たっただけとなると、ハンドを採るのは酷だろう。

映像をチェックしたVARがOFRをレコメンドした気持ちはわかるし、一方で上田主審がOFRをふまえてノーハンドと判定した気持ちもわかる。「腕に当たったがノーハンド」という当初判定であればVARはおそらく介入しなかったはずなので、上田主審は腕に当たったシーンを確認できていなかった可能性が高そうだ。

なお、OFRによるジャッジ確定後の対応については、セレッソの複数の選手が上田主審を取り囲むようにして説明を求める様子が見られた。ただ、このような行為は威圧的・非紳士的とされ、特に今季の欧州コンペティションでは懲戒罰も含めた厳しい対応が採られている。上田主審としては、キャプテンを除いて他の選手を遠ざけたうえで一人に対して丁寧に説明する…という対応が賢明かつ効率的だったと思う。

湘南 vs 浦和

(主審: 大橋侑祐 副審: 道山悟至、日比野真 VAR: 山本雄大)

52分、ベルマーレのゴールはVARのOR(オンリー・レビュー)により、鈴木雄斗のオフサイドで取り消しに。鈴木は明らかにオフサイドポジションであり、ポイントになったのは西川がストップしたヘディングシュートが、ベルマーレ側のヘディング後にレッズの選手に当たった可能性だ。もし最後に触れたのがレッズ側の選手であり、それが意図的なプレーであればオフサイドは成立しない。

今回の場合、当初判定としては、①A1の道山副審がそもそもオフサイドの認識がなかった場合 ②最後に触れたのがレッズの選手であると(おそらくは大橋主審が)判断していた場合の 2パターンが考えられる。

推測としては、ゴール後すぐにゴールを認めるジェスチャーを大橋主審がしていたので、主審と副審の見解を擦り合わせる必要がある②ではなく、①のパターンだったのではないかとは思うが、実際のところは審判団に聞いてみないとわからない。あくまでも想像だ。

結論としては、ベルマーレの選手のヘディングはレッズの選手に当たることなくゴールに飛んでいるように見えるし、もし当たっていたとしても微かであり「意図的」とは言い難い。オフサイドを採った最終的なジャッジは妥当だろう。



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