鈴木優磨の挑発も、ンドカの足裏もダメ。子どもの模範たる振る舞いをすべき。(J1第13節)
J1リーグ第13節。注目の判定・注目の試合をピックアップし、簡単に講評する。
審判Topics
鈴木優磨の挑発も
ンドカの意図的な接触も
スポーツマンシップに反している。
横浜FC vs 鹿島
(主審: 飯田惇平 VAR: 鶴岡将樹)
47分、アントラーズのチャヴリッチに対し、横浜FC㉞の足がかかってPK。接触後にチャヴリッチがプレーを止めて倒れたため、わざとらしい倒れ方に思えたが、接触自体は十分ファウルに相当するものだ。
67分、鈴木優磨がゴールを決めた後に、横浜FCのゴール前で寝そべるゴールパフォーマンス。それに苛立ったンドカが右足を鈴木優磨の腕に当てるような形で接触。
鈴木優磨の振る舞いはプラティニを模したものなのかもしれないが、視線が明らかにンドカに向いており、挑発の意図が含まれていることは明白。DAZN解説の林陵平氏の「必要がない」という評が的確だ。
鈴木優磨としては、ンドカとはポジション取りでやり合う場面は多かったので、それに対し「見せつける」気持ちがあったかもしれない。しかし、相手ゴール前でのあの挑発的な振る舞いは、横浜FC側の反感を買うのは必至であり、無用な争いを生むばかりで誰も得をしない不必要なパフォーマンスだった。
一方、ンドカの足裏が鈴木優磨の左腕に当たったことは、偶発的ではなく意図的だったと感じる。個人の感情として、目の前であれほどの振る舞いをされると仕返しをしたくなるのは理解できるが、足裏を当てる行為も正当化はできない。
個人的には、両者に反スポーツ行為での警告を提示し「喧嘩両成敗」にするのが妥当に思えた。飯田主審は注意で留めたが、いずれの行為もスポーツマンシップに則ったものとは到底言えず、サッカー少年には絶対にまねしてほしくない行為。日本のトップカテゴリーとして、カードを提示し「決して許されないダメな行為」であることは明確にすべきだったと思う。
なお、チャヴリッチのPKシーンで鈴木優磨がボールに水をかけて飯田主審に制止されるシーンが見られた。以前に町田ゼルビアの藤尾が行ったものとほぼ同様だが、これも紳士的な振る舞いとは言えず、許すべきではない。
C大阪 vs 町田
(主審: 小屋幸栄 副審: 聳城巧、植田文平 VAR: 中井敏博)
49分、ゼルビアのオ・セフンのゴールシーンでは、セレッソがオフサイドを主張するもゴールを認めた。下田北斗がシュートのコース上におり、明らかなアクションでボールをよけているが、位置的にGK福井のプレーには影響を与えていないと考えられる。ボールにも相手にも関与しておらず、オフサイドなしで妥当だろう。
下田の関与有無を判断したのは小屋主審だろうし、その前のクロスの場面も含めてA1の聳城副審のオフサイドジャッジも的確だった。44歳の小屋主審、43歳の聳城副審のベテランコンビが見事な見極めを見せた。
FC東京 vs 清水
(主審: 谷本涼 VAR: 中村太)
44分、エリア内のこぼれ球に走り込んだエスパルスの乾がFC東京の遠藤に倒されてPK。体勢を崩しながらクリアを試みた遠藤だったが、乾が先にボールに触り、残った乾の足を蹴る形に。
谷本主審としては、手前の選手と被って見えにくかったかもしれず、ベストなポジションとは言い難かった。が、ボールの動きなど勘案してなんとか「正解」に辿り着いた。
広島 vs 新潟
(主審: 川俣秀 副審: 梅田智起、安藤康平 VAR: 大坪博和)
終了間際、アルビレックスのミゲウのゴールはオフサイドぎりぎり。クロスが入った時点での見極めに加え、ニアで長谷川が触った時点での見極めが際どく、難しいジャッジだった。A1の梅田副審の見事な見極めだった。
本記事は参考情報として提供しており、内容の正確性・最新性について保証するものではありません。
いま話題になっている記事や、参考になりやすい内容をまとめてチェックしてみる


