自動画像

チャロバー退場は明白。コリンズもDOGSOでレッドカードが妥当に思える。(プレミア第6節)

イングランドプレミアリーグ第6節。注目の判定・注目の試合をピックアップし、簡単に講評する。

Referee topics

ピッチ中央からの見極めは

「串刺し」になりがち。

主審のポジショニングの難しさ。

ブレントフォード vs マンチェスター・ユナイテッド

(Referee: クレイグ・ポーソン Assistants: リー・ベッツ, マシュー・ウィルクス VAR: アンディ・マドレー)

71分、ゴール前に飛び込んだエムベウモがコリンズに倒されてPK。エムベウモの肩に手がかかっており、明らかなホールディングだ。ファウルを採るのが妥当だろう。

ポーソン主審としては、いわゆる「串刺し」の状態になってしまい、ホールディングが見えなかったと思われる。A1の副審からは腕の動きがよく見えたはずで、進言があってPKを採ったため、やや間が空いての笛となった。

悩ましいのはカードの色だ。まず、ホールディングなので三重罰軽減(懲戒罰が一段階下がる)には該当しない。したがって、ゴール前でありSPA(チャンス阻止)以上であることは明白なので、ポイントはDOGSO(決定機阻止)かどうかという点だ。

PGMOL公式の「Premier League Match Centre」によると、「ボールはエムベウモのコントロール下になかった」という判断のようだが、結果的にエムベウモがボールを蹴り損ねたのは、コリンズの手がかかったからに思える。個人的にはDOGSOが成立すると思うので、コリンズにはレッドカードが提示されるべきだったと考える。

アンディ・マドレーVARの立場で考えると、「ボールはエムベウモのコントロール下になかった」というポーソン主審の判断を、映像証拠をもってして「明白な間違い」と言えるかどうかは微妙ではある。ただ、あの映像を見れば、大半の審判員はDOGSOだと捉えるのではないか。個人的にはVARが介入し、OFR(オン・フィールド・レビュー)を推奨すべきだったと考える。

ニューカッスル vs アーセナル

(Referee: ジャレット・ジレット VAR: ダレン・イングランド)

14分、ポープとギェケレシュの接触がPK判定に。しかし、VARが介入しOFRの結果、ノーファウル判定となった。

OFR後のアナウンスであった通り、ポープは僅かだがボールに触れている。「ギェケレシュに接触→ボールに触れた」の順番であればファウルになるが、「ボールに触れた→ギェケレシュに接触」の順番ならプレーの正当性が出てくる。ノーファウル判定は妥当だろう。

ジレット主審としては、アーセナルが速攻に出た中で追走したが、エゼのポストプレーのところで若干スプリントを緩めて中央に留まったことが悔やまれる。そのぶん外に回り込むことができず、結果的にはボールがポープごしに隠れてしまい、ポープのボールタッチの有無が見えない位置でのジャッジとなった。

現実的には外から回り込むのは難しかったかもしれないが、スピードを緩めずにタッチライン側に膨らんでおけば、よりよい角度で視野を確保できた可能性がある。「ミス」と言うと言いすぎだが、改善の余地はあった。

35分のヴォルデマーデのゴールに関しては、ガブリエウを若干押したようには見えるが、露骨なプッシングではなく軽く触れた程度に思える。この程度の接触だと、ノーファウルはありえるし、主審がノーファウル判定であれば「明白な間違い」とは言えず、VARが介入することは困難だ。

チェルシー vs ブライトン

(Referee: サイモン・フーパー VAR: ダレン・イングランド)

49分、ディエゴ・ゴメスへのファウルでチャロバーが退場。ゴール正面で抜け出したところで、足が絡んで倒している。肩にかかった手も気になるところだが、足の接触が転倒につながったのは間違いないので、明白なファウルだろう。(状況がDOGSOであることは言うまでもない)

フーパー主審としては、チェルシーがポゼッションで前進することを想定してポジションをとったが、予期せぬトランジションに置いていかれてしまった。懸命に距離を詰めたが詰めきれず、最短ルートを走らしかなかったため、角度も確保できず。いわゆる「串刺し」になってしまったため、チャロバーがボールを触ったように見えたのだろう。

VARとしては、三苫とアンドレ・ゴメスのところのホールディングの有無、オフサイドチェック、最後の接触の確認とてんこ盛りの場面。VARチェックに多少時間がかかったのはやむを得ない。



本記事は参考情報として提供しており、内容の正確性・最新性について保証するものではありません。

Jリーグマニアを始めよう!
未登録でも記事投稿できます

アカウントがなくても、思いついた内容を すぐに記事として投稿できます。

いま話題になっている記事や、参考になりやすい内容をまとめてチェックしてみる