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監督初レッドカードはベント監督。コーナーキックは蹴らせる余地はあった。(カタールW杯)

カタールW杯グループステージ第2節。注目の判定・注目の試合をピックアップし、簡単に講評する。

Referee topics

韓国のコーナーキックは

蹴らせても許容の範疇だった。

ベルギー vs モロッコ

(Referee: César Ramos VAR: Fernando Guerrero)

前半アディショナルタイム、ツィエクのフリーキックがゴールネットを揺らすもVARが介入。ラモス主審がOFR(オン・フィールド・レビュー)を行い、オフサイドを採ってゴールを取り消した。

モロッコのサイスがオフサイドポジションにいたことは「

半自動オフサイドテクノロジー(semi-automated offside technology)

」で確認すれば事足りる。重要なのはプレーに関与したかどうかなので、OFRで主審が最終判断を下すことになった。

サイスは、ボールを触ってはいないものの、クルトワの動きには明らかに影響を与えている。クルトワとの距離も非常に近く与えた影響は大きいので、オフサイドという判断になるのは妥当だろう。

韓国 vs ガーナ

(Referee: Anthony Taylor VAR: Tomasz Kwiatkowski)

比較的穏便な展開となった一戦は、韓国がコーナーキックを獲得したところで試合終了のホイッスル。韓国側が猛抗議し、ベント監督にはレッドカードが提示され、後味の悪い幕切れとなった。

アディショナルタイムの表示は10分だったので、順当にいけば55分01秒~55分59秒の間に試合終了すればよい計算になる。そのうえでアディショナルタイム内でプレーが止まった時間を数えると、韓国の選手交代に20秒ほど、ガーナの選手が混戦で倒れて40秒ほど。ガーナのファウルが2回、韓国のコーナーキックが3回ほどあったが、韓国が素早くボールをセットしたので、空費された時間はほぼなかったと言える。

となると、アディショナルタイムは合計で11分ほどになりそうだ。試合終了のホイッスルが鳴ったのはABEMAの時間表示で55分52秒あたり。「若干早いかな」という印象なので、個人的には最後にコーナーキックを蹴らせたうえで、ガーナがクリアしたら試合終了(二次攻撃は認めない)としたほうがよかったのではないかと考える。

とはいえ、上記の計算もあくまでも目安であり、例えば韓国の選手交代にかかった時間は厳密に計ると20秒に満たないし、ガーナの選手が倒れていた時間もどこからを「空費された時間」と捉えるかは難しい。テイラー主審の判断が明確に誤りであるとは言えない。

ポルトガル vs ウルグアイ

(Referee: Alireza Faghani VAR: Abdulla Al Marri)

43分、ブルーノ・フェルナンデスがエリア内に侵入したシーンで、スライディングをしたヒメネスの手にボールが当たる。当初はノーファウル判定だったが、VARレコメンドによるOFR(オン・フィールド・レビュー)の末、ファガニ主審はPKとジャッジした。

ヒメネスとしてはスライディングを躱された時点で「死に体」となっており、スライディングのために残した手にボールが当たってしまった。動きのうえで不自然ではないものの、スライディングという「ギャンブル」に出た結果、ボールの前進を手で止める形となっているので、ハンドを採られるのはやむを得ない。

各試合の講評

停滞感が漂うベルギー。

黄金世代に反骨メンタルはあるのか。

ベルギー vs モロッコ

モロッコがベルギーを下した一戦は「ジャイアントキリング」と評されているが、今のベルギーはジャイアントでも何でもない凡庸なチームに他ならない。負傷を抱えてプレーすらままならないルカクを筆頭に、高齢化した主力選手は高温のカタールで明らかにコンディションの問題を抱えている。頼みのデブライネもシティでフル稼働した後の代表合流であり、チームを一人で牽引するほどのエネルギーはないか。

マルティネス監督は黄金世代の重用、3-4-2-1へのこだわりなど頑固にチームを作ってきたが、長年のツケをいよいよ払っている印象もある。主力を追い落とす若手の突き上げもなく、個々の能力(主にフィジカル)に依存してきた戦術は就任当初がピークで、特にここ4年の上積みはないに等しい。

内容的には褒められたものではなかったが、初戦で効率的に手に入れた勝ち点3は大きい。とはいえ、最終戦の相手は最大のライバルと目されたクロアチア。今の勢いだとモロッコはカナダに勝利する可能性が高く、ベルギーは勝利が絶対条件だが、負けるとまずいのはクロアチアも同じ。不屈のメンタリティを誇るクロアチアを上回るメンタリティがベルギーにあるとは思えないが。。。



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