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バイタルエリア「滞留」型の両主審。真価が問われる。(EURO2024)

EURO2024も決勝トーナメントへ突入。決勝トーナメント1回戦の試合のプレビューをおこなう。

Referee topics

離れない八百長審判のレッテル。

レフェリングで覆せるか。

ルーマニアvsオランダ・・・フェリックス・ツヴァイヤー

担当は、フェリックス・ツヴァイヤー(Felix Zwayer)主審が率いるドイツ審判団。今大会ではイタリアvsアルバニア、トルコvsポルトガルを担当し、3試合目の割当となる。上記2試合は粛々と試合を進行し、大きな問題は生じず。めでたく自身初のEUROで「決勝トーナメント進出」を掴んだ。

現在43歳で主要国際大会は初めての派遣となる。ツヴァイヤーのキャリアにとって汚点となったのは2005年のドイツサッカー八百長スキャンダルへの加担だ。ロベルト・ホイツァー(Robert Hoyzer)から賄賂を受け取ったとされ、出場停止処分を食らって以降、議論を呼ぶ判定が起こるたびに「八百長審判」と言われることもある。八百長との因果関係は皆無だが、ファウル判定で議論を呼ぶことが度々あるので、評価はなかなか上がらない。

とはいえ、今大会のこれまで2試合では大きな問題は起こっていない。スプリント能力が高いわけではないので、バイタルエリア付近に早めに「到着」し「滞留」するタイプ。ただ、細かいポジションチェンジを絶え間なく行い、よりよい角度で事象を見極めようという意識は見られる。

両チームのスタイル的にそこまで縦に速い展開にはならない可能性が高く、問われるのは走力よりも見極め力であり判断力だ。真価が問われる試合となる。

オーストリアvsトルコ・・・アルトゥール・ソアレス・ディアス

いわゆる「中堅国」ながら、グループステージで説得力のあるパフォーマンスを見せた両国。インテンシティの高い好ゲームが予想される中で、割当を得たのはアルトゥール・ソアレス・ディアス(Artur Soares Dias)主審率いるポルトガル審判団だ。

私のディアス主審評は一貫している。ポジショニングがいまひとつで、見極め自体も怪しい部分が少なくないが、コミュニケーション能力の高さゆえに大荒れにはならない…というのが「いつもの」パターンだ。グループステージのデンマークvsイングランド戦はまさしくその特徴が出た試合だった。

縦に速いカウンターを武器として備えており、遅攻の際にはバイタルエリアでの連動した崩しがある両チーム。大柄だが走力自体はそこまで高くなく、バイタルエリアで「滞留」しパスコースを塞ぐことも少なくないディアス主審にとっては、決して相性がよいとは言えないスタイルだ。44歳という年齢も考えると最後のEUROになる可能性が高い今大会、真価を見せられるか。



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