引退を控えるオルサートは決勝濃厚?開幕戦担当のトゥルパンは正念場。(EURO2024)
EURO2024も大詰めへ。準々決勝のプレビューをおこなう。
Referee topics
負けたイタリアのベテラン主審。
残ったフランスの中堅主審。
生き残るのはどっちだ。
イングランドvsスイス・・・ダニエレ・オルサート
今大会をもって引退するイタリアのダニエレ・オルサート(Daniele Orsato)。近年のイタリアのトップを走り続けた48歳の最高の引き際として決勝割当も考えられる中で、大会3試合目となったポルトガルvsスロヴェニアを裁ききり、ひとまず順当に決勝トーナメント進出となった。
レフェリングスタイルは不変で、毅然とした対応が持ち味。大舞台でもブレることなく自信をもって判定を下してきており、ここで大崩れすることはなさそうな印象だ。母国イタリア代表は敗退済みであり、行く手を阻むものは己の過ちのみ。いわゆる「やらかし」をしなければ決勝への道が見えてくるはずで、VARを務める盟友イッラーティ(Massimiliano Irrati)の働きも重要になってきそうだ。
両チームのプレースタイル(特にイングランド)を考えると、そこまで走力が高くないオルサート主審が苦手とするハイ・インテンシティであったり縦に速い展開であったりはそこまで多く生まれないと考えられる。オルサート主審を決勝へと導く強い追い風が吹いている。
オランダvsトルコ・・・クレマン・トゥルパン
縦に速い攻撃を得意とし、球際での激しい守備も持ち味とする両チーム。ファウル判定やポジショニングで難しい場面も想定される中で、この試合を痰とするのは、クレマン・トゥルパン(Clément Turpin)主審率いるフランスの審判団となった。
今大会で開幕戦を任されたように、UEFAの審判部門からの信頼は非常に厚い。2022のUEFAチャンピオンズリーグ決勝を裁き、EUROも今大会で3度目。実績は申し分なく、今大会までのパフォーマンスも安定感があった。
しかし、開幕戦のドイツvsスコットランドでは、レッドカード案件の見極めに失敗。VARに救われたものの、一昔前なら大騒動になっていたレベルであり、厳しい評価を受けざるを得ないだろう。イングランドvsスロヴェニアは無難にこなしたものの、母国フランスの勝ち上がりも想定すると、この試合が今大会最後になる可能性も十分にある。
2022ワールドカップでは、素晴らしいレフェリングを見せたものの、母国フランス代表の勝ち上がりにより決勝トーナメント1回戦止まりとなったトゥルパン主審。42歳と審判員としては最も脂が乗った全盛期で迎える今大会をどういう形で終えるのか注目だ。
なお、レフェリングの特徴として、異議には滅法厳しいことで知られており、イングランドvsスロヴェニアでも、判定に異を唱えてアピールしたフォーデンに秒速で警告を提示するなど、異議に対する厳しさは健在。頭に血が上るタイプが多いトルコとしては特に気をつけたいところだ。
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