選手特性と戦術がぴったりハマったブライトン。上積みなきエヴァートン。(プレミア第19節)
イングランドプレミアリーグ第19節。注目の判定・注目の試合をピックアップし、簡単に講評する。
Referee topics
見極めに失敗したクーテ主審。
正しい位置・角度にいたはずだが…
リーズ vs ウェストハム
(Referee: デーヴィッド・クーテ VAR: ポール・ティアニー)
42分、エリア内でボーウェンがストライクに倒されるも、クーテ主審は当初はノーファウルとジャッジ。しかし、VARレコメンドによるOFR(オン・フィールド・レビュー)の結果、最終的にはPKを宣告した。映像で見ると、ボーウェンが先にボールに触れ、ストライクは足を出したもののボールに触れていないので、ファウル判定は妥当だろう。
ちなみに、仮にファウルだとしても、直後が決定的なシュートシーンだったので、アドバンテージを適用するのが妥当だろう。難しいのはロールバック(期待した結果が得られなかったときに戻ってファウルを採る)だが、ボーウェンは決定的なシュートを打てる状況だったことをふまえると、フォルナルスがシュートを外した後にPKを採るジャッジも十分にありえる。ただ、ここはおそらく審判によっても見解が分かれるところで、フォルナルスがシュートを打った時点でアドバンテージは完了(決定的な得点機会を得ている)と捉える考えたもあるだろう。
なお、クーテ主審は結局アドバンテージシグナルを見せていないので、当初判定はおそらくノーファウルだったと思われる。ストライクがボールに触ったように見えたのかもしれないが、このレベルのジャッジはVARなしで正解に辿り着きたかったところ。SPOTVの中継映像はクーテ主審が見ていた角度とほぼ同アングルだったが、よい距離・角度で事象を見ていたようには思われるので、「なぜ見極めをミスったのか…」は不思議である。
ブレントフォード vs リヴァプール
(Referee: スチュアート・アットウェル Assistant: ダレン・カン VAR: ダレン・イングランド)
VARが大忙しとなった一戦では、前半と後半にそれぞれ1回ずつVARのOR(オンリー・レビュー)によりゴールが取り消された。いずれも非常に際どいラインジャッジであり、カン副審の見極めを責めるのは酷だろう。むしろウィッサのゴールをオフサイドで取り消したジャッジを褒めるべきだろうが、正確無比な見極めで知られたダレン・カン副審も53歳。今季が見納めになる可能性も低くない。
84分のエムベウモのゴールシーンでは、リヴァプール側がボールを奪ったシーンでのファウルを主張したが認められず。やや背中寄りではあるものの、コナテへのチャージはショルダーチャージの範疇に十分含めることができ、アットウェル主審のノーファウル判定は妥当。主観の判断なのでVARが介入できる余地はほとんどない。
アーセナル vs ニューカッスル
(Referee: アンディ・マドレー VAR: スチュアート・アットウェル)
後半アディショナルタイムに、ジャカのクロスがマーフィーの腕に当たるもノーハンドの判定。VARの介入もなくジャッジ確定となった。
マーフィーの左腕に当たっているのは確かだが、クロスを阻むような動きは見せていない。厳密には胴体から僅かに離れているようには見えるが、折り畳もうという意識は見られ、守備側にあれ以上の配慮を求めるのは酷だろう。
マドレー主審の判断は個人的には同意できる。ただ、主観の判断にはなるので、仮にマドレー主審がハンドを採っていたとしてもVARはおそらく介入しえない。非常に際どい判定ではあったが、マドレー主審は詰め寄る選手を毅然として突き放すなど、落ち着いた振る舞いを見せた。
エヴァートン vs ブライトン
(Referee: アンドレ・マリナー VAR: マイケル・オリヴァー)
91分、裏に抜け出したイウォビをサンチェスが倒してPK。サンチェスが止まり切れずに衝突…という形であり、ファウルであることは明白だ。
焦点となりうるのはDOGSO(決定機阻止)かSPA(チャンス阻止)かだが、マリナー主審はカードを提示しなかったので、SPAという判断だろう。エストゥピニャンは振り切られておりシュートブロックにいける状態ではなかったが、イウォビのラストタッチが外に流れており、やや苦しい体勢からのシュートになったと予想される。
それでも無人のゴールにねじ込むことはできたはず…ということで個人的にはDOGSOだと考えるが、マリナー主審のSPAという判断も受け入れられる。どちらにせよボールに対するチャレンジではあるので懲戒罰は一段階下がり、レッドカードとはならない。
各試合の講評
アーセナルは攻撃の駒が不足。
トロサールとスミス・ロウに期待。
エヴァートン vs ブライトン
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